2011年12月25日日曜日

ソーシャルメディアのどれを使うのが最良か


昨年末ごろから今年2011年、フェイスブック利権獲得した電通の煽りもあり
日本でもようやくソーシャルメディアマーケティングを考える人は増えています。

例えばこんな問い合わせ。

「フェイスブックは流行りますよね?」

「ツイッターの今後はどうなるでしょうか?」

まあ大体、このような未来に関しての質問です。


未来の前に、現在はどうなのかを把握しましょうということで、少し解説。


まずわかりやすくアメリカにおいてのネット人口に占めるフェイスブック利用者割合はどうなのかです。

約70%前後を推移しています。

そしてアメリカ企業の7割はフェイスブックページを活用しています。

これが2011年末のアメリカの現状です。



日本はどうなのか。解説します。

日本の状況は、ツイッターやmixiですらネット人口に占める利用者割合は20%~30%程度。

フェイスブックがやっとこさツイッターやmixiに追いついてきた数値(電通がらみの為、本当かどうかわからない)を出しています。

結果から言えば、まだまだ全国民をカバーできるようなソーシャルメディアが無いのが現在の状況です。



唯一カバーしそうな勢いを見せているのは、モバイルのGREEやモバゲーですがまだ足りない、アメリカほどの割合を出せない、という状況です。


しかし日本は日本。

今でも世界1~2位を争うブログ閲覧時間最長国であり、ソーシャルメディアへ複数の選択肢がまだまだ多く存在していることになります。

簡単に言えば、まだ手探り状態のまま、ということです。


そんな中、新しい機能mixiページだったり、Google+の様々な機能開始などで、選択肢を絞るどころか増え続けて、各企業のマーケターの心の内は

「あーもうわかんねー!」

「どれをどうやって選ぶのよー。。」

と言ったような非常に頭の痛い状況、それが今といえます。


ですので、この解説の題名、「ソーシャルメディアのどれを使うのが最良か」これをなんとしても知りたい気持ちは痛いほどよくわかります。


どのサービスが生き残る、どのサービスが衰退する、これは各ソーシャルメディア事業者次第で大きく変わりますので、なんとも言えません。

例えば、ツイッターやフェイスブックはたった数年で億単位の利用者を獲得しましたし、数年で衰退して言ったサービスもいくつかあります。

合併吸収を繰り返し行い強化を図り人気なサービスもあります。


よって、現時点で未来を正確に予測できるのは誰ひとりいません。


今のままで行けば、5年後は今とは全く違うサービスがソーシャルメディアの覇権を握っている可能性大といえます。


「ソーシャルメディアのどれを使うのが最良か」この答えは残念ですが現時点で存在しません。


ただ考えなければならないことはあります。

「どれが主流になる。」「どれが流行る。」これを知ったとしてもあまり意味をなさない、ということです。

アーリーアダプターがよく言う言葉ですが「これからはこれが流行る!これからのステータスだ!」
これがもし事実だとしても、それは効果あるのか?と考えることです。

それがソーシャルメディアを通じて、じぶんのとこにどういった効果があるのか、このことが何より重要なのです。

もしあなたが世界各国を飛び回るような人であれば、おそらくフェイスブックが現時点では効果的かもしれませんし、
遊ぶことが好きな比較的若い女性ならばmixiが向いている、かもしれないということです。



極端な話、そのソーシャルメディア活用が、あなたの会社の利用者とのコミュニケーションであれば、
どれを使おうが、どのサービスが流行っていようが、サービス全体の会員数は関係なく、
コミュニケーションをする相手がいるサービスが重要、
と言うことになるのです。

ですので、もしその利用者が他のサービスに移っていくのであれば、流行や利用者数は関係無しに
それに合わせて企業側も場所を移せばよい話です。

上記でも言った通り、選択肢は多いので迷うことはあるかと思いますが、基本的には利用者に合わせることです。

そしてソーシャルメディアのメリット、「話題にしてくれる」を考えれば、フェイスブックだろうがツイッターだろうがGoogle+だろうが、
特定なく価値がある、と考えることができるのです。

拡散力が大幅に強まったそれは顧客リレーションをデザインする上で非常に重要です。

しかし、いい情報も悪い情報も消費者がすぐ伝播されてしまうのは確かです。

本来の意味で「ファン」になってもらうことを考えなければなりません。


しかし、勘違いされている方は大勢いて、「ファン」は好きだからこそなるものであって建前ではないということです。

「囲い込む」ことでファンが生まれるわけではないです。

本当に気に入ってもらうために、消費者にとっての価値を正しく捉え、そしてそれを提供し

「本当にいいと思うからこそ結果的にファンになる」という過程が今より強く今後見えてくると考えています。

今までは流れで、とりあえず勢いで、なんとなく、でしたがこれからは少しずつ利用者が変わる、と言えます。

わかりやすく言えば、すきでないけど、
違う考えだけど建前で・・・
だって世間体が・・・
世話になってたし・・・
これがいつの日かコロッと変化してくるのです。

利用者は周りの状況など流されず関係無しに、

「顧客の立場に立ち、彼らが心から楽しめる、好きになる、価値がある」こういった状況を作れる企業こそが残るだろうと。

まだ偽善気質など考えたら時間はかかりそうですがね。




あとメディア上の攻防戦を見渡せば、現時点で「これが最終的に残る」など印象を持った人が多くいるかと思いますが、
実際は「観点のズレ」ではないかと考えています。


目黒と渋谷だったり、銀座と新宿のような都市の違いを比較するようなもので、冷静に見ればおかしな話なのです。


勿論、ゴースト化したフレンドスターのようにサービス終了する場合もありますが、フェイスブック、mixi、ツイッター、アメブロ、
これのどれを使うかと言う議論は、目黒・渋谷・銀座・新宿、どこに出品するかと同じ議論だとイメージすれば
実際は、人口の違い程度で、
サービスの特徴は地域の雰囲気や住民の正確な違いと見ることができるのです。

勿論、話題の街に出店する手もありますし、地味な昔ながらの街に出店する手もあります。

そう考えれば、「どれが主流になる。」「どれが流行る。」

こういった議論は言葉は悪いですが馬鹿らしく考えることができる、

そして、全く違う視点からソーシャルメディアの本質が見えてくるのです。



それでは失礼します。

永山 崇